コンテンツへスキップ
ナビゲーションに移動
- 融合価値共創研究センターでは、従来個別に扱われることの多かった社会全体が享受する社会的価値と、個人ひとり一人にとってメリットを享受できる個人的価値を融合し、これら価値を高めることを目指して、様々な側面から課題解決に向けた研究開発や政策提言を行い、2050年にあらゆる世代の人々が安全・安心に暮らせる共創社会を実現するすることを目指しています。
行政、医療等の公共分野のデジタル化を進めるためには、住民の権利をオンライン上で行使するための唯一の手段であるマイナンバーカード(公的個人認証サービス)が必須のデバイスであり、将来にわたる継続的な運用を維持することで、信頼できる社会情報基盤を実現できます。また、この基盤を基に、現在わが国には存在しない個人が積極的に関与できる医療健康データベースを構築するための研究を推進し、その結果を社会実装・社会還元することで、限られた予算や社会保障費の中で、質の高い医療サービス、行政サービスを実現することができます。
融合価値共創研究センターでは、各個人にとって最善となるヘルスケアを実現する上で重要となる、信頼できる医療データの生成・共有や、蓄積された医療データを効率的に有効活用し、得られた知見を個々の患者に対して直接提供できる仕組みを構築するために、マイナポータルを介して各病院等が保有する個人の医療情報・ヘルスケア情報を生涯にわたって統合し管理する今までにない次世代医療健康情報システム基盤を構築することを目指しています。そして、従来の疫学研究とは異なるアプローチを用いて、社会価値だけでなく個人に直接的な価値の提供を可能とする今までにない個別化医療・ヘルスケア実現のためのデータ分析を実施することで「価値に基づくヘルスケア」の実現するための研究開発を行っています。 - 融合価値共創研究センター長
(東京工業大学 総合研究院・教授)
小尾高史
PAGE TOP